長野県下伊那の飯田は文化の香り高い古い城下町で小京都といわれる。そしてこの飯田をはじめ下伊那地方には一本桜の大木が多く桜フリークには見逃せないところである。このたび飯田出身の友人と地元の南信州観光公社(0265-28-1747)の「桜守」の案内で飯田の一本桜を訪ねて回った。

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安富桜
 ◇飯田市追手町◇ 
 樹齢450年のエドヒガン 飯田美術博物館の前庭にある。この場所が家老安富氏の屋敷跡であるため安富桜と呼ばれている。

安富桜1 安富桜2


桜丸の夫婦桜
 ◇飯田市追手町◇
 樹齢400年のエドヒガンとシダレザクラ エドヒガンとシダレザクラとが根元で合体し一本の桜のようになっている。昔ここは桜が植栽されていたので桜丸という。

桜丸の夫婦桜1 桜丸の夫婦桜2


愛宕神社の清秀桜
 ◇飯田市愛宕町◇
 樹齢750年のエドヒガン 昔ここに地蔵寺が建てられ清秀法印が植えた桜という。すぐ近くに安富桜の実生から育成されたという「千代蔵桜」の大木がある。

愛宕神社の清秀桜1 愛宕神社の清秀桜2


専照寺のしだれ桜
 ◇飯田市伝馬町◇
 樹齢400年のシダレザクラ 鐘楼門の正面にある釈迦如来の頭上を天蓋で覆うように枝が広がっている。

専照寺のしだれ桜1 専照寺のしだれ桜2


正永寺のしだれ桜
 ◇飯田市江戸町◇
 樹齢400年のシダレザクラ 滝のように片側に流れるように咲く。正永寺は飯田で一番古い寺だという。

正永寺のしだれ桜1 正永寺のしだれ桜2


黄梅院の紅しだれ桜
 ◇飯田市江戸町◇
 樹齢400年のシダレザクラ 武田信玄の娘の菩提を弔うため建立した寺という。濃いピンクの花を付ける。

黄梅院の紅しだれ桜1 黄梅院の紅しだれ桜2


舞台桜
 ◇飯田市座光寺◇
 樹齢400年の八重ベニシダレ 麻績の里の舞台桜といい、旧座光寺小学校の校庭にある。また近くの古墳の上には「石塚桜」がある。

舞台桜1 舞台桜2


元善光寺の桜
 ◇飯田市座光寺◇
 今から1400年前、飯田の人本多善光公が難波の堀に沈んでいた「阿弥陀如来」をここに祀ったのが善光寺の起源。その後、本尊は長野へ遷座したがここには同じ尊像が残され元善光寺として崇拝されている。 

元善光寺のしだれ桜1 元善光寺のしだれ桜2


経蔵寺の桜
 ◇飯田市上郷◇
 樹齢300年のエドヒガン 山門の両側にエドヒガンやシダレザクラの古木があるが、この山門は飯田城桜丸御門を移築したものという。

経蔵寺の桜1 経蔵寺の桜


くよとのしだれ桜
 ◇飯田市松尾◇
 樹齢350年のシダレザクラ 昔信濃の守護小笠原氏の内部抗争で犠牲になった者を祀った供養塔に由来するという。

くよとのしだれ桜1 くろとのしだれ桜2


阿弥陀寺のしだれ桜
 ◇飯田市丸山町◇
 樹齢400年のシダレザクラ 飯田城主脇坂氏2代目の安政公のお手植えの桜という。

阿弥陀寺のしだれ桜1 阿弥陀寺のしだれ桜2


増泉寺の天蓋桜
 ◇飯田市大瀬木◇
 樹齢400年のシダレザクラ 天蓋のように枝が広がり地面すれすれまで垂れ下がった姿はまことに見事である。ただこの日は6分咲きであったのが残念だった。

増泉寺の天蓋桜1 増泉寺の天蓋桜2


飯田の一本桜めぐりのスライド


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