その1

寒緋桜
所在地:沖縄県国頭郡本部町並里
 沖縄島の北部にある八重岳には山頂に至る道路沿いに約4000本の寒緋桜が植えられており、1月中旬から山はピンク色に彩られる。
 東京などで見る寒緋桜は緋色で半開きの釣鐘状をしているが、この琉球寒緋桜は花びらが平開型で、色は淡紅色のものもあり、遠くから見ると桃の花を思わせる。 なお、近くの世界遺産今帰仁城跡や名護城跡にもこの寒緋桜が植えられている。


寒緋桜2
・ 交通:
 那覇空港バスターミナルから高速バスで名護バスターミナルへ 名護BTから八重岳山頂まではタクシーがよい。
・ 花の見頃:
 1月下旬から2月上旬
・ 問い合わせ先:
 本部町役場産業振興課
   0980-47-2700
 http://www.town.motobu.
 okinawa.jp/

・ 訪ねた日:
 2004年1月28日


寒緋桜3


日本一早く咲く
八重岳の寒緋桜


所在地:大阪府河南町弘川
 弘川寺は葛城山の西麓にある真言宗醍醐派の寺で、天智天皇4年(665年)役小角の創建という。西行法師はこの寺を隠棲の地とし、文治6年(1190)の春、桜咲く2月16日(陰暦)に”願わくは花の下にて春死はむ そのきさらぎの望月のころ”と自ら詠んだ歌のとおりこの地で72歳で入寂した。
 本堂の裏山には西行堂や西行墳があり、桜山には約1500本の桜が植えられている。




・ 交通:
 近鉄河内長野線富田林駅からタクシーで15分
・ 花の見頃:
  4月上旬〜中旬
・ 問い合わせ先
  弘川寺
   0721-93-2814
・ 訪ねた日: 2010年4月6日


西行法師終焉の地
弘川寺の桜


所在地:大阪市北区天満1-1-75 
 造幣局構内
 我が国の貨幣を製造している大阪造幣局の敷地内で旧淀川べりの通路には約560mにわたり、125種400本の桜が植えられている。  造幣局から発表される桜の通り抜けの期間に、造幣局の南門から入り、北門まで観桜しながら一方通行することとなる。




・ 交通:
  地下鉄谷町線天満橋駅下車 
  造幣局南門まで徒歩15分。
・ 花の見頃:
  4月中旬ごろで、造幣局から発表
 される。
・ 問い合わせ先:ハローダイヤル
   050-5548-8686
・ 訪ねた日:1981年4月16日
         2015年4月13日


華麗な桜の並木道
造幣局の桜


御室の桜1
所在地:京都市右京区御室大内
 仁和寺は宇多天皇創建の門跡寺院で真言宗御室派の総本山。 境内の紅しだれもよいが、名物は中門を入ると左手一帯にある御室桜である。 御室桜は遅咲きの桜で、その爛漫たる花は京の春の終わりを飾るにふさわしい。
 樹高が低く、花も低いところに咲くので、一名「お多福桜」ともいわれ、「わたしゃお多福  御室の桜 ハナは低とも 人は好く」 と人々に親しまれている。


御室の桜2
・ 交通:
 JR京都駅前から市バスまたは
 JRバスで「御室仁和寺」下車
・ 花の見頃:
   4月20日前後
・ 問い合わせ先:
   仁和寺
   075-461-1155
http://www.ninnaji.or.jp/cherry_tree.html
・ 訪ねた日:
   2003年4月16日


御室の桜3


花は低いが...
仁和寺の御室桜


所在地:石川県金沢市
 わが国随一の廻遊林泉式庭園で宏大・幽邃・人力・蒼古・水泉・眺望の六勝を兼ねているため兼六園といわれる。四季それぞれに趣ある庭園だが、桜の頃は松の緑と桜の白とのコラボレーションが特によい。 また園内には兼六園菊桜や兼六園熊谷など桜の名木もあるが見頃は4月下旬となる。
 兼六園に隣接して金沢城公園があり、ここの桜も一見の価値がある。




・ 交通:
 北陸本線金沢駅からバスで10分
・ 花の見頃:
  4月10日前後
・ 問い合わせ先
 兼六園管理事務所
   076-234-3800
 http://www.pref.ishikawa.jp/siro-niwa/kenrokuen/
・ 訪ねた日:
 2012年4月16日


日本三名園の一
兼六園の桜


所在地:岐阜県揖斐郡池田町藤代
 江戸時代、大山崩れがあったため以降樹木の伐採を禁じたら桜が自生したので、これを保護してきたという。以後桜の植樹も行われ、ヤマザクラ・オオヤマザクラ・エドヒガン・ソメイヨシノなど15,000本がある。
 桜が咲いた山を遠くから眺めると霞がかかったようにみえるところから「霞間ケ渓(カマガタニ)」いうようになった。



・ 交通:
 養老線池野駅から徒歩(30分)タクシーで5分
・ 花の見頃:
  3月下旬から4月上旬
・ 問い合わせ先
  池田町役場 産業課
   0585-45-3111
 http://www.town.ikeda.gifu.jp/
・ 訪ねた日: 2007年4月5日


古くからの桜の名勝
霞間ケ渓の桜


所在地:愛知県豊田市小原町
 小原の四季桜は昔文政年間にこの地の医師藤本玄碩が植えたのが始まりといい、地域内に約8000本の四季桜がある。四季桜はマメザクラとエドヒガンの雑種で、花は一重の白または淡紅色の小柄な花である。
 四季桜のある場所には「ふれあい公園」「川見(せんみ)四季桜公園」「市場城址」「緑の公園」「和紙のふるさと」「前洞の四季桜」があるが、中でも川見には約1200本の四季桜がある。



・ 交通:
 名鉄豊田市駅から上仁木行きバスに乗る。(通常は約1時間だそうだが花の見ごろはマイカーが殺到するため途中は大渋滞となる。行った日は4時間たっても着けず部落入口の1キロ手前から歩いた。その日は笹戸温泉に泊まり翌日朝早くタクシーで川見の桜を見にいった。)
・ 花の見頃:
 11月中旬から12月上旬
・ 問い合わせ先:
 小原観光協会 0565-65-3808
http://www.kankou-obara.
toyota.aichi.jp/

・ 訪ねた日:
 2009年11月18・19日


四季桜


紅葉とともに見る
小原の四季桜

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